慌ただしい年末が過ぎ、気づけば2018年がスタートしていました。
新年最初は、『初心に戻る』ということで、タップダンスのルーツについて書きたいと思います。



タップダンスの起源

タップダンスのルーツについては、様々な説があり、なにが正解なのかはっきりしていません。が、中でも個人的に一番有力だと考える説を紹介します。

王冠(瓶の栓)がタップの語源??

奴隷として鎖に繋がれてアフリカから連れて来られた人々は、運動不足にならないよう足踏みをさせられていました。彼らの唯一の自己表現は、そこでリズムを刻むことでした。生き残った人々は道端に落ちていた王冠(栓)を足につけ、リズムを刻んで遊び、ささやかな楽しみにしていたそうです。そして、それがタップ(英語で”栓”の意味)の始まりだと言われています。

タップの歴史に触れると必ず”奴隷制”や”人種差別”という悲しい現実にぶつかります。
抑圧された感情をリズムに込めてぶつけ、耐え難い現実を乗り越える糧とする。
ルーツや歴史を知ることで、表現に活きる何かもあるのかもしれません。
タップダンスに限らず、自分が打ち込んでいるものについて調べてみるのもいいかもしれません。

その他の説

ドラムを起源とする説

黒人の奴隷はドラムを打ち鳴らす事で自分の意思を伝えていたそうです。しかし、18世紀にサウスカロライナ州で暴動が起きると、ドラム禁止令が発動されます。そこで、ドラムの代わりにどうしようか?という事で、足を踏み鳴らして音を出したことが起源とする説

イギリスのクロックダンスを起源とする説

イギリスの伝統的なダンス(クロックダンス)がアメリカに伝わり、これを黒人たちが自身の文化と融合させてタップダンスが誕生した。

関連動画紹介

最後に、「タップダンスの起源(When-Origins of Tap)」という動画を紹介します。動画の中では、グレゴリー・ハインズがジーン・ケリーと語り合ったエピソードについて語っています。
「奴隷であった黒人たちはドラムを持つことを禁止されていたため、足を踏み鳴らすなどして、体でリズムやムードを表現していた」ことや「1800年代前半に(マスター・ジュバ)ウィリアム・ヘンリー・レーンというアフリカ系アメリカ人のジュバダンサーとジョン・ダイヤモンドというアイルランド系アメリカ人のダンサーとが各地で競い合った」話が述べられています。



ちなみにジュバダンスとは、足を踏み鳴らしたり、腕や胸や足を叩きながら踊るリズミカルな音を伴うダンスのようです。そして、マスター・ジュバこそが、現在のストリートダンスの源となったといっても過言ではないくらいその後に影響を与えたそうです。

“Master Juba — タップダンスの開発者(英語サイト) —
http://www.masterjuba.com
別の機会に、タップダンスの歴史について、まとめたいと思います。