無事に抜釘手術を終え、自宅療養を始めてから、気づけばちょうど2週間が経ちました。時間の経過とともに、自分の体がどう変化していったか、リアルな状況を書き留めておこうと思います。
術後の状況
【退院直後】痛みと、終わらない眠気との戦い
1年前の大きな手術の後は、ギプス固定のため約3ヶ月も入院していましたが、今回は約1週間で退院。まだ抜糸も済んでいない状況での退院には、正直少し不安もありました。
痛み止めが欠かせない日々
退院後も、毎食後の痛み止めは欠かせません。薬を飲んでいても痛みが完全になくなるわけではなく、時折「うっ…」と声が出てしまうような痛みに襲われることも。不思議なことに、メスを入れた傷口そのものよりも、腰の中心に鉛が埋まっているような、どっしりと重たい痛みがメインです。
とはいえ、1年前の激痛を思えば、今回は比べ物にならないほどマシ。痛みはあっても、体を起こしたり、立ったり座ったりという基本的な動作ができるだけでも、大きな進歩です。
とにかく眠い!
ただ、薬の影響なのか、体力が落ちているからなのか…。とにかく眠気がひどく、1日の3分の1くらいはベッドの上で過ごしているような状況でした。
座っているのが、しんどい
椅子に座っていられる時間も、調子が良くても1時間ほど。大抵は30分もすると腰に鈍い痛みが出始め、だんだん強くなってくるので、結局すぐに横になってしまう…という繰り返し。そのまま、おやすみモードに突入です。
血液検査で異常値が…
退院前の血液検査では、CPK(筋肉細胞が壊れた時に高くなる数値)が基準値の4倍以上もあると告げられました。放っておくと腎臓に負担がかかり、詰まってしまうこともあるそうで、「1日最低2リットルは水分を摂ってください!」と何度も念を押されました。正直、あまり動かないので喉も渇かないのですが、がんばって水を飲む毎日でした。
【術後1週間】焦りと、停滞する回復
睡眠10時間超えの生活
1週間が経過しても、ひどい眠気は相変わらず。朝起きても、結局お昼過ぎまで再び横になっている…という生活で、痛みも少し軽くなったかな?という程度。正直、あまり変化を感じられず、少し焦りも感じていました。
術後10日、抜糸(抜鈎)へ
そして迎えた抜糸の日。実は1年前も傷の治りが悪く、再縫合になった経験があります。そして今回も、一部の治りが遅いとの診断…。再縫合は免れましたが、「もう少し経過観察しましょう」ということになりました。もしかしたら、私の体質は傷が治りにくいのかもしれません。綺麗にくっついている部分も少し段差ができていたり、まだ腫れが残っていたりと、なかなか思うようにはいかないものです。
【術後2週間】回復の兆しと、大きな油断
「動ける!」と感じた矢先に…
2週間が経つ頃には、普通に立っているだけなら、かなり痛みが減ってきたのを実感できるように。「お、これなら少しずつ動いても大丈夫かな?」なんて、少し楽観的に考えていました。
そして、やってしまったのです…。
痛みが落ち着いていたある日、天気も良かったため、つい調子に乗って一日中起きて家事などをしていたら、夕方頃、急に腰にズキズキと警報が鳴り響きました。立つのも屈むのもひと苦労で、夕飯の支度でフライパンを持ち上げるのさえヒヤヒヤする始末。
痛みが落ち着いた日。天気も良かったため、一日起きてあれこれ動いていたら、急に腰がズキズキ。立つのも屈むのもひと苦労な状況に。。。料理の作りにもフライパン持ち上げるのもヒヤヒヤしながら恐る恐る動かないといけない状況。
骨そのものが痛むというよりは、腰全体の筋肉が悲鳴を上げているような、そんな痛み。寝ても、座っても、立ってもズキズキと痛みは続き、翌日、翌々日になってもあまり良くなりません。「やってしまった…」という後悔とともに、少し不安がよぎります。どうか、ただの筋肉疲労でありますように…。
そして、これから
週明けには、抜鈎後の経過観察のための診察があります。ここで「再縫合」と言われないことを祈るばかりです!
そして、いよいよ仕事にも復帰します。予定より1週間ほど延びてしまいましたが、無理のない範囲で社会生活に戻る予定です。
医師からは「術後1ヶ月は激しい運動は控えるように」と言われています。この教訓を胸に、焦らず、じっくり治していこうと思います。そして、体の状態が良くなったら、またあのシューズを履いて、タップを踏むぞ!
目指せ、年明けの完全復帰です!