”脱力”について

 タップダンスだけでなく、スポーツや音楽などいろんな場面で取り上げられることの多い”脱力”という考え方。 レッスンでは、耳にタコができるくらい口うるさくアドバイスさせてもらっています。

脱力とはどういうこと?なぜそんなに重要なのか?脱力で得られる効果とは?
少し考えてみたいと思います。

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目次

脱力とは?

脱力とは、言葉そのものの意味は、

[名](スル)からだから力が抜けて、ぐったりしてしまうこと。また、意欲・気力が衰えること。
気持ちの張りがなくなること。
(出典:デジタル大辞泉)

緊張している場面や、少しムキになってしまっている時に、周りの人から「肩の力を抜いて、楽にして。。。」なんて言われることもありますが、「精神的な緊張をほぐして気を楽にする」というような意味となります。

人は、意識が働いている状態で、本当に脱力するのはとても難しいです。 言葉どおり、脱力しているというのは、失神しているときだったり、寝ているときだったり。状況が限られます。

余談ですが、気を失った人を持ち上げるのって、ものすごく難しいです。
ぐにゃぐにゃしてて実際の重さ以上に重く感じます。

TAPダンスに置き換えて考えてみると

 しかし、ダンスや音楽(特に打楽器演奏)の中で使われる脱力というのは「余分な力を一切抜いた状態」を意味します。 TAPダンサーは、踊りながら脱力するという、器用で難しいことを 求められるわけです。
うーん、習得するのに時間がかかるのも納得です。

シャッフルも、フラップも、スタンプも 全てのステップに脱力を求められます。

どうしても足元に意識がいきがちで、背中や肩の力を意識して脱力することを忘れてしまいます。余計な力が入りすぎてしまうこともありますが、反対に脱力しすぎてかっこ悪い場合も。打楽器とも考えられるTAPですが、ダンスでもある以上見た目のカッコ良さも重要なので、脱力しすぎもいかがなものかと。。。
言葉で脱力というのは簡単ですが、実践するのはものすごく難しいです。

結局どうすればいい?

結論を言ってしまうと、練習しかないです。
ステップ一つ一つの足運びやコンビネーションの組み合わせを説明するのは簡単ですが、脱力に関してはアドバイスはできますが、具体的にどうすればいいかまでの説明は困難です。

説明は難しいですが、自分の場合は下の3つをイメージしています

  1. 足首を動かすのではなく、膝や腰を使って動かすイメージ
  2. 身体の中心を常にイメージする
  3. シューズで鳴らすのではなく、床を響かせるイメージ

うーん、伝わるかな??余計わかりづらくなったって人もいるかもしれません。

頭の片隅にそっと置いて、練習続けていれば、ある日イメージとピタッとくる日がやってくると思います。
その日まで、ひたすら練習あるのみ!ですwww

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