あの日から、ちょうど1カ月が経ちました。令和最初の夏は、私にとって「静かに立ち止まる夏」となりました。手術を経て、少しずつ日常を取り戻しつつある今、感じたことをここに綴ります。
手術から2週間、少しずつ前進中
1回目の手術から約2週間。
痛み止めは継続していますが、痛みそのものはかなり軽減されてきました。
- 1時間程度であれば座ることも可能に
- ただ、長時間はまだきつい
- 疲れてくると腰が重くなる感覚も
「順調に回復している」とは言われても、自分の感覚としては「もう一歩かな」というところです。
事故からの1カ月で気づいたこと
この1カ月は、まるで時間の流れが変わったようでした。
あっという間に過ぎていく中で、「当たり前が当たり前ではない」ことを痛感しました。
不幸中の幸い
- 一緒に転落した子どもが大きなケガをしなかった
- 私自身も骨折はあったものの、麻痺などの後遺症はなし
もし子どもが大怪我していたら、、、足が動かなかったら、、、、排泄ができなくなってしまっていたら、、、——— 考えるとゾッとします。
まさに不幸中の幸い。本当にありがたかったと感じています。
感謝の気持ちと人とのつながり
多くの人に支えてもらいました。
正直、人付き合いは得意ではないですが、家族・友人・同僚の言葉にたくさん救われました。
- 声をかけてくれる人の存在
- 支えてくれる人の温かさ
- 1人じゃないことのありがたみ
入院生活の中で、人とつながることの大切さを改めて感じています。
足が動く喜びと、タップへの想い
朝起きたら、まず足が動くかを確認。
本当は動かなくなるはずがないとわかっているのに、確認せずにはいられません。
「タップ、まだできるんだ」
練習サボってたくせに、今は踊りたくて仕方がない。
医師から「歩けるようになりますよ」と言われたとき、最初に浮かんだのは「まだタップができる」という安心感でした。
40歳でも50歳でも、60歳になっても、タップを続けていたい。
足が動くかぎり、その想いは変わらないと思います。
足が動くかぎりは、タップ続けたいな。40、50、60歳になっても。
次の手術と、これからの道のり
次の手術が終わっても、退院までにはあと約2カ月。
そして、完全に元の生活に戻るには、2〜3年かかるかもしれません。
でも焦らず、のんびりいこうと思っています。
少し遠回りにはなったけど、また歩き出せる日を信じて。