グルーヴ・トレーニング

前回、グルーヴが何かについて書きました。

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「グルーヴ」ってなんですか? 「グルーヴ」ってよく耳にしますが、いまいち意味がわからないまま使っていませんか。
あくまで自分の考えとして、「グルーヴって何?」について書いてみました。

その後、話を聞いたり、調べたりしましたが、やはり心臓の鼓動(パルス)が鍵となるようです。

拍子とは別に、パルスが裏側で流れる音楽
それがグルーヴィな音楽です。

では、どうすれば、グルーヴ感は鍛えられるのでしょうか。いろんな方法があると思いますが、自分の経験上役に立ったと思われるトレーニング方法を紹介します。

目次

グルーヴ・トレーニング法

トレーニングというほど大げさなものではなく、リズム遊びのひとつと捉えてやってみてください。

(やり方)
1. 足踏みで2のリズムを鳴らす
2. 足踏みをキープしながら、手拍子で3のリズムを鳴らす
3. しばらくキープしたら、足踏みと手拍子のリズムを入れ替える

リズムの最小単位である2と心臓の鼓動である3を同時に鳴らしてキープするというものです。他には、右手と左手でももちろんOKです。

ちなみに譜面で表すとこんな感じ。2と3の最小公倍数にあたる6拍子。ポリリズムです。

「ポリリズム」は、「ポリ(複数)」とつくように、異なる拍子が同時に演奏されるリズムのことです。上のやり方の場合、足踏みを意識すれば、4拍子っぽく聞こえるし、手拍子を意識すれば3拍子っぽく聞こえると思います。不思議なリズムです。

最初は、混乱するかもしれませんが、馴れてきたら体を揺らしたり、リズムに乗って、動きを大きくするもの全然ありです!この2と3のポリリズムを違和感なくできるようになれば、リズムに対する幅が広がると同時にグルーヴ感も向上するのではないでしょうか。

 

参考までに、2と3の最小公倍数にあたる6拍子のポリリズムは、アフリカの民族音楽によく見られます。
すごいのは、小さい子どもが自然に6拍子のポリリズムを演奏していること!!

音楽の3大要素「リズム」「メロディー」「ハーモニー」のうち、リズムは、アフリカを起源としています。ラテン音楽の定番リズム「クラーベ」なども、アフリカ民族音楽から派生したものだと思います。

Youtubeなどで、いろんな国の定番リズムを見たり、リズムを体感すると、音楽がどのように広がっていったのかもわかるかもしれませんね。

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